学校の歯科検診で虫歯の疑いありと言われ、
小児歯科に行ってレントゲンを撮ってみたところ、数年前に銀歯になった歯の根元が虫歯菌で溶けていることが判明した次女。
乳歯を抜いて、大人の歯が生えてくるスペースを確保するためにリングをはめることに。
歯の治療につきものなのが、麻酔の注射。
でも、子どもは注射と聞くと身構えてしまう。
だから、小児歯科の先生は「注射じゃないよ。水鉄砲だよ」などと上手に子どもの気をそらしながら治療を進めてくれる。
とはいえ、さすがに子どももわかって来るようで。
先生に「虫歯菌眠らせるから、目を閉じていて」と言われて、
「注射?」と即座に聞き返す次女。
「う、うーん」と優しい笑顔で歯切れの悪い返事をする小児歯科の先生(以前の女の先生から優しそうな男の先生に変わった)。
横で「水鉄砲じゃない?」と必要かどうか微妙なフォローを入れる母(私)。
以前であれば、診療台の上で抵抗を示していた次女。
しかし、今回は違った。
段取りがわかってきたからか、抵抗しても無駄だと肌で知ったのか、観念して目をつむる。
そして、今までは何回かに分けて打っていた注射を、一気に(正確には途中で一回唾を吸ったけれど)打つことができた。
これには先生も私もびっくり。
もう大人のウソはわかってるんだなあ~。
でも、それが自分の治療のために必要だということもわかってきたのかも。
子どもの成長を垣間見た出来事。