秋ドラマが続々とスタートしている。
今朝は、日テレ水曜ドラマ『コタツがない家』をTVerで視聴。
心が少し軽くなった。
これが、カタルシス効果よね~。。。
「カタルシス」とは、心理学用語で、一言でいうと、「心の浄化作用」ということらしい。
ドラマのシナリオ講座に通っていた時に何度も言われた基本が、
「主人公に共感性と憧れ性を持たせろ」
ということ。
この物語の主人公・万里江さんは、
・カリスマウェディングプランナーで社長
・夫と息子(高3で大学も推薦で決まりそう)がいる
・立派な一軒家に住んでいる
という憧れ性を持っている反面、
・夫は、廃業寸前の漫画家で昼から家でグータラしていて夜飲んだビールの空き缶が毎朝流しに置きっぱなし
・息子は、あー言えばこう言う状態でストレスが溜まるし、学校を急に休んだと思ったら、勝手に配信系オーディションに出て落選して落ち込んでる
という家族ならではの悩みも抱えている。
冒頭の万里江さんの登場シーンで、
「あ~、わかる~」
「私だけじゃないんだ~」
と、日々の家庭生活でのストレス指数が少し減った気がした。
仕事と子育てをほぼワンオペでこなして、心も体もヘトヘトな世の中のワーママだったら、そう思うんじゃないかな。
深堀家を経済的に支えているのは万里江さんで、働かない使えない夫が家にいたら、、、
私だったら絶対に離婚しているだろうな、というシチュエーション。
なのに、万里江さんは「離婚はしない」と決めている。
万里江さんが作中で言っていた「離婚は相当面倒くさいらしい」というのが現実的な答えかもしれないが。
そこの気持ちがどうなるか、今後の物語で描かれるのかもしれないし、
脚本家も演出家も男性のようなので、そこは男性の「そんな簡単に離婚は切り出されないだろう」「女から一方的に捨てられたくない」という願望が含まれているのかもしれない。
これからどうなるのか。
楽しみに見たいドラマだ。