Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

自分でご飯が作れる有難み ~新型コロナ療養を終えて 

新型コロナの「外出を控えることが推奨される期間」を無事に終え、

隔離(軟禁??)生活から解放された昨日。

久しぶりに自分の作った晩ごはんを食べて、幸せな気持ちになった。

 

いままで料理は、自分の中では「義務」「作業」といった感覚の下、決して前向きな気持ちで取り組むものではなかった。

むしろ、まとわりついて離れないぬれ落ち葉のような、忌み嫌う対象だったように思う。

ただ、いざ、自分で調理場に立てないとなると、

献立も自分で決められないし、

食べたいものが食べたいときに食べられない。

今回、陽性反応が出たと言っても、解熱後は比較的症状が軽かったので、なおさらそう感じたのかもしれない。

 

昨日の献立は、冷蔵庫と冷凍庫にあるもので適当に。。。

 

・豚バラ肉とジャガイモの肉じゃが風(ちょっとしょっぱくなってしまった)

・きゅうりと人参と春雨の中華風サラダ

・オクラとコーンのマヨネーズサラダ

・白菜、人参、ワカメの味噌汁

 

療養期間中はあまり食べられなかった野菜が多めの献立になった。

中華風サラダは子ども達の鉄板メニューで、作ったそばから「食べたい」と味見隊が箸を伸ばしてくる。

そういうのも久しぶりだなあと。

昨日の晩ごはんつくりは、自分でも楽しんでいたと思う。

 

日々のルーチン作業は、新鮮味もないし、義務感が先行して、なんだか味気ないものと感じがちだけど、

いざ出来ないとなると、大切な自分の一部だったのだと思う。

 

「失って初めてわかる辛さ、痛み」なんて言葉があるけれど、まさにその通り。

今回は喪失の度合いは軽かったけれど、

大けがをして包丁を握れない体になっていたら、とか、

重症化して長期間入院になっていたら、とか、

そういう可能性を考えると、自分の症状がこの程度で治まってラッキーだったな、とも思う。

 

正直なところ、部屋から出てくるなと言われ、トイレや洗面所に行って家族と鉢合わせすると嫌な顔をされる生活は快適ではなかったけれど。

自分にとっての「非日常」は、ある意味、自分をリフレッシュさせてくれたのかも。

 

小部屋から6日間リクエストに応えてくれた家族に感謝。

再び日常生活に戻れることに感謝。