朝ドラ「おちょやん」が先週から急展開。
千代ちゃんが幸せになったと思って喜んでいたのもつかの間。
先週からまたかじりつくように放送を見て、毎日のように泣いてしまう。
夫、一平の浮気。
浮気相手の妊娠。
新喜劇は辞めないと言ったのに、舞台で号泣。
失意で失踪。
それが先週の話。
今週は、表舞台から姿を消して1年後の千代ちゃんの話。
失踪した千代が出会ったのは、自分が家族から離れるきっかけになった義母・栗子。
孫と暮らす栗子から「自分ももう年だし、自分がいなくなったらこの子は一人になってしまう。この子の面倒をみてほしい」と言われる千代。
それを聞いて「あんたが自分にしたように、その子も奉公に出せばいい。うちはずっと一人だった」と涙を流して栗子を責める千代。
それでも「行くところが決まるまでここにいればいい」と言う栗子。
栗子さんも変わった。
娘を産んで、孫ができて変わった。
環境によって、人は変わるし成長もする。
そして、ラジオドラマに出ないかと誘われる千代ちゃん。
「役者は自分にとってはつらい思い出」と頑なに断り続けるけれど…。
明日の放送で、たぶん、オファーを受ける何かが起きるんだと思う。
そうじゃないと話が終わっちゃうし。
人生は日向ばかりじゃない。高みを目指して山を登るだけではない。
日陰もある。山を登ったら降りなければならない。その途中で谷に落ちることもある。
その影が、その谷が、自分の人生に深みをもたらしてくれる。
その人の魅力になる。芯になる。核になる。
いつもうまくいっているように見える人は羨ましいけれど、それだけでは近寄りがたいもんね。
「おちょやん」の放送もあと2週か3週。
千代ちゃんが谷から戻って、最後まで人生を全うする姿を見届けたいと思います。
その中で、またいくつかの勇気をもらうのだと思う。
いつもありがとう。