私たち人間は、日々、食物から栄養を摂取して、生命を維持している。
では、学びの場面ではどうか…と少し考えてみた。
先日のカセギスキル振り返り会で、事前課題の音源のボリュームが多くて、「消化しきれなかった」という声がメンバーから上がった。
私も、今回の分は、
・発声
・ライティング・スキル
・自分ブランディング
・ツールの働かせ方
・伝え方
と多種多様なコンテンツがあり、
一度受講したにもかかわらず、
・身についていたこと(継続的に勉強中の部分も含む)
・うる覚えになっていたところ
・身についていなかったこと
・当時とは自分の状況が変わったのでもう一度構築しなおそうと思ったところ
があって、今回聴きなおしただけでは、正直、消化不良の感はあった。
特に「自分ブランディング」は、もう一度「マイクレド」を作り直そうと、先日からキーワード探しから始めていたところだった。
なので、来月の課題も同じところにして、もう一度、ちゃんと消化し、必要な部分を身に着けようということになった。
そんなやり取りを通じて、
食べ物を摂取して、消化して、吸収、いらないものは排泄という人間の身体の仕組み、サイクルと、
学びの場面での情報を知る、理解する、実践してみる、必要な部分を習慣化していく(不要な部分は排除される)、
というサイクルは似ていると思った。
このサイクルが順調に回っている限り、人間の体も、学びの活動も、健康・健全な状態にあるといえる。
しかし、食べすぎ、飲みすぎ、偏った食生活などが続けば、健康を害するのと同じで、
学びの場面でも、消化しきれないほどの情報に触れても、消化も吸収もできず、ましてや排泄すべきものであっても思考が停止してとりあえず置いておく、という情報メタボ状態になってしまう。
情報化社会といわれる現代は、いろんな人がいろんな情報を、「あなたに有益ですよ」と絶えず、巧妙に、切り口を変えて継続的にアプローチしてくる。
コンプレックスや心の弱い部分を巧妙にくすぐってくる場合もある。
スマホだと特に、「購入する」ボタンを押すのは簡単だけど、決済情報を入力する前に、
「どうして自分はこの情報、学びを必要としているのか」
という原点を見つめなおしてみる必要があるのではないだろうか。
買ってみて、似たようなもの、教材や本を持っていたとか、買ってお金を払うだけで満足して放置されているものはないだろうか。
と書きながら、やましたひでこさんの「断捨離」メソッドと同じだと気づく。
この数か月、私自身、断捨離と出会って、身の回りのものと向き合って、モノも情報も飽和状態で管理しきれてなかったし、ずっと片付けたかったことに着手できたという実感があった。
20代だったらまだ背負っている荷物も少ないだろうけど、30代後半~40代、50代と年齢を経るに連れ、無意識に背負っているモノの数は膨大に膨れ上がっている。
そこに新たなものを心地よく迎え入れるスペースはあるか。大切に扱ってあげられるか。
世間の買え買え攻撃に負けず、引き算の思考を持つ。
そのうえで、自分が選んだものを堪能しつくす。
学びも、徹底的に学び、理解し、自分の日々の行動に落とし込む。
それが理想だといまは考えている。
自分のキャパシティはもうそんなに大きくないと自覚したということもある。
すごく乱暴な言い方をすれば、買わせる側からしたら、お金さえ払ってもらえば、その後に自分が売ったものが大切に扱われようがゴミになろうが、知ったことではないのだ、と感じていることもある。
(もちろん、良心的な提供者がたくさんいるだろうが、気持ちはあっても、購入者の一人一人ケアできるほどのキャパシティは持ち合わせていないに違いなく。だから、自分自身での管理が必要だし、もし協力してくれるとしたら家族や身近な人になると思う)
そもそも、私がなぜ安くもないお金を払ってこの20年近く継続的に学び続けているかといえば、
・いつの時代でも必要とされるスキルを身に着け、自分で生計をたてていくため。
・子どもが自立できる基礎的な要素を養う環境を与えるため。
・書くことで収入を得られるようになるため。
・豊かで悠々自適な生活環境を築いていくため。
といったところか。
このブログも、いつか内容をまとめて何か本になったらいいな、とか、
私の経験が役に立つことがあれば、原稿料や講演料とかもらえたらいいな、とか、
そんな野心、野望も持っている。
以前書いた「学びの出口戦略」とも根本は同じところから出ているのかな。
ということで、この一か月は、
・自分ブランディングを形にすること
・その他のコンテンツについても堪能しつくし、自分がいま取り入れるべきところを日々身に着けていくこと
を課題に過ごそう。
余談ではあるけれど…
別のコンテンツで、モニター価格で破格の値段で提供されているのをポチっとしてしまい、
このあと12週間は毎週新しい音源が届くことになった。
ここからも新たな気づき、新たな視点を取り入れ、豊かで悠々自適な生活環境構築に結びつけたい。