SNSを見ていて、さっき思ったことを書きます。
SNSの中には、
・バツイチ
・シングルマザー(ファザー)
・多額の借金がある
・家族に病気の人がいる、介護が必要
など、逆境に立たされている方たちと出会うことがあります。
その中には、その逆境を克服した人がセミナーを開催していることもあって、
広告などをたまにポチっとすると、
・離婚して子どもと離れて暮らしてます
・事業に失敗して多額の借金を背負って返済中です
・リストラに遭いました
などなど、なかなかの逆境っぷり。
そこから自分は這い上がりました、だからあなたがもしその状況なら、助けるアドバイスができます、とかね。
いまのようにSNSで情報があふれている時代ではなかったけれど、
学びのため、とセミナーに時々通っていた20代の頃の自分は、
ここまでしないと講師になれないのか…。
人に教える資格がないのか…。
などと、ぼんやりと思っていました。
そして、両親も兄弟姉妹も自分も健康で働いているし、細々とでもなんとか生活はできているし、私って何にも面白みのない人生…なんて。
いま考えると、なんて罰当たりな考えをしていたのだろう、って思います。
健康で、自立して生活ができている。
それで、いいじゃないか、といまは思います。
あれから、人生の節目節目で路頭に迷うと、自己啓発系の著者の方のセミナーなどにフラフラとついていきたくなっちゃうのですが、
そうすると、漏れなく逆境自慢が憑いてきた気がします。
いまは、目の前にあること(家族、仕事など)をちゃんと見ること、やること。
平凡な自分の日常が幸せであると気づくこと。
その幸せに感謝すること。
それが大切なんじゃないか。
いまはそう思えるようになりました。
たとえいまワクワクしていなくても、目の前にあることに向き合うことで、見えてくる景色はある。
…って、色々と面倒くさいことから逃げてきて、転職回数5回の人間が言うなって感じですがね。
逆境に立たされたときにその人の真価がわかる、とか言いますが、
わざわざ逆境に飛び込む必要はない。
人生において、必要なときに必要なことは起こると思うので。
逆境自慢に流されて、影響を受けすぎないように(自分への戒め)。
平凡な人生にも十分価値がある。
ふと、そんなことを思った七夕前夜でした。