今週、探し物があって家の棚を漁っていたら、
長女が数年前に書いた「おかあさんの一日」という作文が出てきた。
これはまだ一緒にお風呂に入っていた頃(文中にそういう描写がでてくる)だから、長女が2年生か3年生の時かなあ。
書いた直後にもらって、そのまま棚の奥にしまわれていたもの。
数年ぶりに読むと、小学校低学年の娘が、母親である私を観察している様子が伝わってきて、なかなか面白い。
長女は結構文才があると思うのは、親バカ以外の何ものでもないのだけれど、味わい深い、小学生っぽい文章がなんともいえず愛おしい。
一部を紹介すると、
『お母さんは、あさ五時におきてあさごはんのじゅんびをします。理ゆうは、おかあさんは会社におくれたら、社長におこられて、会社をやめなきゃいけなくなってしまうから。』
『おかあさんの会社は、家から一時間もかかるところです』
『おかあさんの会社のしごとはむずかしいです』
『しごとがおわったら、たくさんの電しゃにのって帰ります』
などなど。
つっこみどころが満載の表現だけれど、母の言動から、長女がそういうふうに理解していたのだなというのがわかる。
当時の仕事が特段難しいわけではないと思うけれど、子どもに理解してもらえるように説明するにはちょっと難しい職種ということで、「難しい」と表現したのかな~なんて思った。
(6年生になったいまも、うまく説明できる自信はないが)
そして、締めくくりが、
『わたしは、おかあさんのことをふしぎ細かいはたらきすぎだと思っています』
とのこと。
ちなみに、不思議なのは、『おかあさんはなぜか夜だまってリビングで何かしているのでふしぎにおもって』いたから。(私、何をしていた??記憶がない)
細かいのは、『お母さんは、はみがきに細かいので』。
はたらきすぎは、朝から晩までよく動いているな、と長女なりに思ってくれていたのかなと。
今年は、受検もあるし、思春期だし、ストレスフルで親子で口喧嘩の絶えない夏休みではあるけれど。
こういうものを見つけると、素直でかわいらしく、ママ大好き、って言ってくれていた幼少期の長女の姿が思い出される。
子どもが成長しているんだから、親もそれに沿ってステップアップしていかなきゃいけないなあ~。
目の前の子どもの言動にいちいち反応してオロオロするのではなく、どっしりと構えて、例えるなら「港」のような存在になりたいなあ、と思った次第。
だいすきだよ。
あと、、、
これを読んで、女ばかりが仕事に子育てに奮闘する社会は私達の代で終わりにしたいな、とも思った。お父さんがどこにも登場しないんだもの。。。