女将「今日はおひとり?」
右京「はい、一人です」
カウンターで一人、おちょこに口を付ける右京の後ろ姿。
先月(2022年3月)に最終回を迎えたテレ朝「相棒 Season20」のラストシーン。
今回のシーズンは、反町隆史さん演じる冠城亘の卒業シーズンということが話題だった。
※ブログの下書きを見ていたら、「相棒 Season20」の書きかけの感想文が出てきたので、今更感ありありだけど、voteします。
右京さんはどちらかというと一匹狼的な存在だったはずなのに。
「僕はいままで来るものは拒まず、去る者は追わずという考えでやって来たけれど…」
冠城には去ってほしくなかった。
引き止めたかった。
それでも、冠城は右京の元から去っていった。
「はい、一人です」
右京さんの背中から漂う寂しさ。
もう二度とこんな相棒とは出会えないかもしれない。
どうして去っていったのか。
もっと〇〇していたら引き止められたのだろうか。
右京さんは、そんな自問自答をしていたのだろうか。
寂しさ。
愛情。
孤独。
不安。
きっと、右京さんなら、次の日から自分の気持ちと折り合いをつけて、なんとかやっていくのだろうとは思う。
少なくとも、警視庁特命係の部屋では、そういう姿を見せるのだろう。
ただ、クールで頭脳明晰で飄々としている右京さんでさえ、感情を根底から揺さぶられるような、そんな別れだったんだな、と。
画面から伝わってきた。
日本では3月、4月は卒業、入学、入社、転勤のシーズンだったから、
きっと、右京さんの背中を見ながら、感じることがあった視聴者は多いに違いない。
わたしも、その一人。
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