「ご縁がなくなった人からのもらい物を手放そう」
2-3日前に、Youtubeで動画ザッピングしていたときに刺さった言葉。
心に残ったものの、
…そんなものあったかな???
しばらくして、思い浮かんだのが、
クローゼットの上段の片隅に置いてあったVHSのビデオテープ3本。
私が2000年代初頭に夢中になっていたドラマや音楽が収録されていた。
ドラマで言うと、
音楽で言うと、
KICK THE CAN CREWのライブ映像(音楽専用チャンネルから録画したやつ)
などなど。
「木更津キャッツアイ」は、映画化されて、「日本シリーズ」を公開初日に渋谷の映画館まで観に行ったっけ。
席が満杯で、通路で座って観たような。。。
それでも、観客みんなが「キャッツ」ファンで、笑いのツボが同じで、会場一体で笑いや感動を共有できたんだよなあ…。
KICK THE CAN CREWは、社会人になって数年で、なんだか仕事や組織に不満を感じたときに、モヤモヤしている気持ちを肯定してくれるような歌詞で、励まされてたな。
解散するときに渋谷公会堂までライブ観に行ったっけ。
「マンハッタンラブストーリー」って、結局最後、どうなったんだっけ。
最終回見なかったって言ったら、当時仲良くしてくれていたカルチャーセンター仲間がくれたものだったな。。。
今回、このビデオテープが、「ご縁がなくなった人からのもらい物」に当たる。
自分が20代の頃は、人生の先輩としてこちらの話を聞いてもらったり、共通の趣味の話で盛り上がったりして仲良くさせてもらってた。
でも、自分のライフステージが変わって、結婚、引越し、出産などで会うこともなくなって。いまはもう年賀状のやりとりもしていないし…。
FUJIFILMからのメルマガにVHSをDVD化するサービスの案内が載っていて、DVD化してもらおうかな、と心が揺れたのだけれど…。
金額を見ると、安くはない。
それだけのお金をかけて、また観るかなあ…?
そもそもVHSの再生機捨ててから10年くらいは経ってるよねえ…。
その間に「知らないおじさん」(※)と化して、クローゼットの片隅に追いやられていたわけで…。
それでも、いじましく、VHSをDVD化するのと、メルカリなどで「キャッツ」と「マンハッタン~」のDVDを買うのとどっちがコストが安いかなど検索してみたりして。
結論としては、
いまはそこまで執着して観たいわけじゃないよね。
観たくなったら、お金を出せばきっとまた手に入る。
ということで、手放そうと決めて、ゴミ袋へ。
そういえば、20代の頃はあんなに熱心に買い集めていたCDも、ほとんど聴いていないなあ。
この辺も、そろそろ手放し時かもね。
メルカリなどに出してみて、買い手がつかなければ寄付に出そう(売れるかな?)。
子供を産んで、仕事との両立で四苦八苦していたときは、自分には何もないと自信を失っていたけれど、ちゃんと、好きなものもあったし、それにまつわる思い出もある。
目の前からモノが消えても、自分の思い出の引き出しから、当時の好きだった気持ちや仲間との思い出が消えるわけではない。
20代の思い出の品は手放して、
40代の自分だからこそ味わえるものにも目を向けていこう。
※知らないおじさん:やましたひでこさんが「断捨離」の中で使う例え。
Youtubeの断捨離チャンネルでもちょこちょこ登場しています。