Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

2018 年10月の新聞切り抜き ~断捨離日記

この2週間くらいで、再び断捨離(R)スイッチが入った。

在宅勤務の合間、休憩時間にシュレッダーをかけるのがこのところの日課になっている。

昔の年賀状はためらいもなくシュレッダーをかけられるのに、子供の作文やお手紙は全くもって捨てられない。

 

先日開けた箱の中に、2018年10月の日経新聞の切り抜きが数枚入っていた。気になった2つをメモしておきたい。

 

1つが、「フェミニズム 文芸の潮流に」(2018年10月13日土曜・文化面)。

以下、一部抜粋、引用。年齢等は掲載当時のもの。

フェミニズムが文芸の世界に静かな潮流を起こしている。翻訳本が多数刊行され、文芸誌も特集を組む。抑圧された人々の声に耳を傾ける作家は、現代的かつ根源的なテーマとして、フェミニズムに取り組んでいる。

作家のいとうせいこう(57)はフェミニズムを「平等を求めるという、至極当たり前の権利運動」と定義する。「差別を自分の問題として考える世界は、男でも女でも誰にとっても行きやすいはず」と語る。

(作家の)柚木(麻子(37))は、「女性が社会の抑圧を内面化しすぎて、身近な同性の手を取れない」状況が気になっていたという。「エンターテイメントの面白さは崩さず、フェミニズムのゴリッとした要素もかみ砕いて入れたい」

今年「無限の玄」で三島賞を受賞した古谷田奈月(37)は「フェミニズムという言葉は苦手」と話す。目指す「男女同権という思想は連想しにくいから」。ただし「表現者として、ジェンダーに無自覚ではいられない」。

桐野夏生(67)は、虐げられ、不当な状況と戦う女性を描いてきた。「女に生まれてきて、おかしいじゃないかと思うことがたくさんある。だから女性は複雑で人間として面白い」と語る。

(中略)

桐野から見れば、今のフェミニズムは「70年代のウーマンリブや雇用機会均等法などの法整備を促したバブル期に比べカジュアルにはなった」。SNSを通じ、誰もが話題にできるようになったのは大きな変化だ。

一方、社会の差別の構造はより堅固になったと考える。事務職の女性の採用は非正規雇用に代替され、経済格差は固定する傾向にある。「時代を見つめそこに生きる人間を書くのが文学。差別や不平等を問題として書いていきたい」(桐野)

昨年末に観光された「日本のフェミニズム」を責任編集した北原みのり氏は、社会全体をみれば、今日はむしろフェミニズムの後退期にあると位置づける。「1990年代まで高まっていた機運は、2000年代のバックラッシュ(揺り戻し)で大きく損なわれた」と語る。反フェミニズムの本が売れ、日本ではメディアが特定のフェミニストを揶揄し、嘲笑した。自己責任を説く風潮は、差別や嫌がらせを「嫌だ、おかしいと感じるのは個人の主観にすぎないという感じ方を広めた。

「声を上げられずにいた女性たちが、言葉や情報を欲している」(北原氏)。その思いに活字も共鳴している。

約2年半前の記事ではあるが、昨年からのコロナ禍で女性の自殺者が増えている理由の一つが、ここにある気がした。

 

もう一つの記事は、「皇后さま 84歳に」(2018年10月20日土曜・社会面)。

この時はまだ平成30年。令和天皇に代替わりする前のことだ。

平成の美智子皇后さま(以下、皇后さま)は1959年4月に民間から初めて皇室に嫁ぎ、「開かれた皇室」を築かれた方。

毎年、誕生日に際して文書を公表されてきたが、これが最後の文書ということだ。

社会面では、皇后さまの類まれな「発信する力」について、編集委員の井上亮氏が紹介している。(以下、一部抜粋、引用)

言葉への愛着とこだわり、豊富な読書経験と独特の感性によって紡がれる文章は、「一筋縄ではない」工夫と機知に満ちている。

皇后さまは自分の中には今も「小さな女の子」が住んでいると言われたことがある。文中にときどき顔を出す「女の子」を見るのも楽しかった。

平成は類まれな「発信する皇后」がいた時代、と記憶されることだろう。

私は、皇后さまの文書の中の、下記の部分が好き。

「手つかずになっていた本を、これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています。読み出すとつい夢中になるため、これまでできるだけ遠ざけていた探偵小説も、もう安心して手許に置けます、ジーヴスも2、3冊待機しています。」

私も子育てが終わったら、そういう心境になれるかなあ…。

 

断捨離(R)で自分の心を見つめつつ、社会の動きにも敏感に。

いまは根っこをしっかり育てる時期。

これから幹を伸ばして、葉をつけ、花を咲かせ、実を残すために。

 

※断捨離(R)は登録商標ですが、個人的体験談の発信はOKとのことですので使わせてもらっております。