2024年3月に行った母子ふたり旅の日記その3。
安曇野ちひろ美術館をあとにして、JR大糸線に乗り、再び松本駅に戻る。
次に目指すのは、一日目の宿泊地である名古屋。
次の電車の出発まで時間があったので、一旦改札の外に出て、駅の周りを散策。
お城口のほうにも出てみると、「国宝松本城」の文字。
近かったら行きたいなあ、、、とも思ったが、駅からは徒歩15分くらいかかりそう。
電車の出発時間を考慮すると時間が足りない。
子どもも城を見れないことを残念がっていたが、
「泊まるホテルは名古屋城の近くだから、名古屋で城は見れるよ」
と言って、
それならいいか、
と子どもを納得させた。
松本から名古屋まで特急を使うと2時間強。
しかし、、、
今回は青春18きっぷで行きたい。
ローカル列車を乗り継いで行くと、松本から名古屋まで4時間半弱かかる。
ある意味、今回の旅で一番の長旅である。
中津川から名古屋までJR中央本線快速。
一筋縄では読めない駅名の漢字あてクイズをしながら、電車に揺られる。
中津川までは山と山の間を川と並行した線路が走っていた。
塩尻の先は、木曽エリア。
材木置き場や漆器塗りの工場が見えたり。
山間の暮らしが垣間見えた。
小さい頃、実家に「木曽路」のお土産があったけれど、この辺だったのかな。
駅名でいうと、「塩尻」「野尻」と「尻」のつく駅名が2つ出てきた。
小学生の好きなネタ。
どうしてかな~?と子どもとくだらない話をしながら時間をつぶした。
大きなリュックを背負った外国人観光客の集団を何組も見た。
代わる代わる、乗っては降りていく。
中津川の駅にたどり着き、乗ったのは名古屋駅の快速列車。
そこにはもう、ローカル線の雰囲気はなく、都市部へ向かう通勤電車の装い。
仕事帰りと思われるスーツを着た人々と一緒に、名古屋駅へ向かう。
車窓に雨粒がポツポツと。
名古屋に着いたとき、雨がザーザー降っていた。
(その④に続く)