小2女児との春休み母子ふたり旅、一日目。
この日の目的地である安曇野ちひろ美術館を目指して、新宿駅から7時発のあずさに乗る。
この旅では、「青春18きっぷ」を使うのであるが、さすがに長野県と滋賀県をローカル列車で乗り継いでいては何日かかるかわからない。
ということで、新宿から松本までは特急電車を使うことにした。
(注:青春18きっぷでは特急区間の乗車料金は別で払う必要あり)
特急あずさに乗るのなんて、何年ぶりだろう。
学生時代に、せいぜい甲府までしか乗ったことがない。
新宿から山梨県を抜けて、長野県へ行くのは初めてだ。
子どもと二人、列車の中で朝食用のパンを頬張る。
はじめは窓の外の景色も楽しんでいたが、次第に無口になる二人。
途中、小淵沢や茅野の駅で、登山の格好をした人たちが続々と降りて行った。
新宿から松本まで約二時間半。
到着後、電車の待ち時間に改札の外に出て、松本の空気を吸う。
アルプス口を出て、遠くに見える山並みに、信州まできたんだ~、という気分になる。
山の上にはまだ雪が残っていた。
松本からは、JR大糸線に乗る。
生まれて初めて乗るローカル線。
ちなみに、大糸線のホームは松本電鉄と隣接していて、行き先は「新島々」。
しんしましま?
名前の響きも列車の形や色合いも、なんだかかわいらしい。
大糸線沿線の景色を見ながら、乗ること約50分。
(②に続く)