本日(2020年5月4日)日経新聞朝刊 医療・健康面「こころの健康学」に気になる一文があった。
『孤立すると、情報に振り回されやすくなるので注意しなくてはならない。』
明日のこどもの日を前に、子供のこころの健康を危惧する大人へのメッセージという形で始まっているが、大人にも当てはまるところが大きいと感じた。
本文の中で、筆者:大野裕氏(認知行動療法研修開発センター)は、
『心理的に孤立すると、不安になったり落ち込んだりしやすくなる。米医学会の雑誌に(中略)「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」が強調されているが、その表現を「身体的距離」と言い換えた方がよいのではないかと書かれている論文が目に入った。
身体的距離は十分にとりながら、人と人とのつながりを意味する社会的距離が広がらないようにすることが大事だという内容だ。』
と紹介している。
私の勤務先では、在宅勤務時は、会社で準備したツールを用いて、特にチーム内のコミュニケーションをとること、と人事部から案内が出ている。
ZoomやSNSの通話機能を使ったプライベートな会の開催もしかり。
私の参加している「多言語で遊ぼう」の活動も、対面で集まることを非常に重視していたが、今回の局面であっさりと方向を転換し、オンライン活動に舵をきった。
自宅でオンラインの会に参加していると、子どもも興味があって寄ってくる。出たり入ったり、自由なのもうれしい。
ただ、夫だけはもともと一緒に参加したことがないこともあり、興味がない様子。
また、在宅勤務や自宅から近くのオフィスでの勤務に抵抗し、片道1時間以上かけて電車通勤を続けている夫の姿に、大丈夫か?と不安になる。
一方で、在宅勤務になって夫婦間の喧嘩に発展したというニュースを聞くと、「亭主元気で留守がいい」というバブル期のCMのセリフを思い出す。
サラリーマン男性の心のよりどころは会社であり、自分の心の孤立を防ぐためにオフィスに通い続けているのだろうか。
出社を続ける夫には、頼むから、感染だけはしないで戻ってきてくれ、と思っているが、家族を危険にさらしているという認識を強く持ってほしいと思う。
この連休中、嫌な顔せずにステイホームしているだけでもありがたいと思うべきか。。。
と、話はそれてしまったが、大野氏は本コラムの最後に
『(心理的)負担を減らすためには、子どもに限らず、大人も情報に接する時間を制限する必要がある。一方で、国立成育医療研究センターのホームページ「新型コロナウィルスと子どものストレスについて」など信頼できる機関の情報を活用してほしい』と記している。
くしくも、本日の一面には「新型コロナ、止まらぬ情報汚染」の記事が掲載されていたが、何が正しい情報か、取捨選択できるリテラシーが各自に求められていると感じた。
と、筆を置こうとして、タイトルの「孤立を防ぐにはどうしたらいいか?」の答えは?と突っ込んでいる自分がいるので無理やり10こ書き出してみる。
(あくまで私なりの)
1.情報の根拠を確かめようとする客観的視点を持ち続ける
2.よく食べて、よく寝る
3.家族との時間をエンジョイする。
4.家族と楽しみを共有する。 (←3と一緒か?)
5.よく笑う。
6.家の掃除をする。
7.たまっていた新聞を片付ける。
8.ブログを書く
9.メルカリとジモティーに不用品を出す
10.シーツやまくらカバーを新調する(ネットで購入)
以上。
5つめまではなんとか出せたけど…6.以降は連休の残り3日の課題のようになってしまった。
※『 』は引用部分。