Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

コロナ・ショック…危機との向き合い方

前回ブログをアップしたときには、2-3週間我慢すれば収まるのでは、と思っていた新型コロナウィルスの感染拡大。

全然収まることを知らず、世界中で感染者が拡大。

各国で行動自粛を行った結果、とうとう経済、金融マーケットにも影響が。

特にこの一週間の株式市場の下げ幅はすさまじく。。。

2008年のリーマン・ショックのときを思い出しました。

当時、私は外銀のリテール・部門で外貨預金や投信・保険の販売を担当してましたが、

銀行の為替取引画面の為替レートがすさまじい勢いで円高に動き、お客様の円換算の資産が目減りしていくのを青ざめて見ていることしかできず。。。

マーケットの大きな流れの中では無力でした。

(ロンドン市場が開いた1時間くらいでドル円、ユーロ円が10円以上円高になったのを覚えてます。)

 

今回のコロナ・ショックがマーケットに及ぶまで、

世界的に中央銀行の金融緩和(低金利)政策もあって、マーケットは上昇していたわけですが、

グローバル化で人とモノの交流が進んだ世界経済の構造上、一国での問題が世界全体に波及(ウィルスも経済環境も)というのは必然だったのかもしれません。

 

いまの勤務先は金融機関ではないので、直接、マーケットの数字を見ながら仕事をする機会はあまりないのですが、

営業面や財務面での影響はこの数か月から数年後に少なからず出てくると思います。

場合によっては、計画中の事業縮小・撤退、経費削減、人員削減、最悪の場合は倒産…ということもあり得るかもしれない、と連想してしまうのは、

リスク管理という職業柄だと思うのですが。。。

アホな妄想で終わるのか、現実となるのかはわかりません。

ただ、妄想で終わることを強く祈りつつ、最悪なことが発生した場合にどうするかというプランを頭の体操しておくことは無駄にはならないのではないでしょうか。

 

ちなみに、私はリーマン・ショックの後、結婚・出産を挟んでコンプライアンス本部に異動になり、リテール部門の日本撤退、その後証券会社でリスクマネジメントの仕事に携わったことがいまの自分のキャリアにつながっており、

当時は自分が望まないことをやらされている感もありましたし、慣れない本部機能の仕事のやり方にも苦労しました。子育てとの両立も。

ただ、その時の経験があったからこそ、いまの仕事はそういった面の苦労は感じなくなりました。

 

今回の危機も、結果的に、災い転じて福となす、となりますように。

 

まずは日常できること(手洗い等の感染予防)から粛々と。