もう2か月くらい前のことだけど、会社の昼休みに近くの書店に行ったとき、ふと目に留まって衝動買いしたのが、『しいたけ.カラー心理学 2023』。
ちょうど、しいたけさんがVogue Girlのサイト閉鎖により、しいたけ占いがなくなるというニュースを見たのと、
私自身のもやもやが続いていたので、何か藁にもすがりたい気持ちというか、何か指針を求めていたのだと思う。
あのときは、自分の頭で考えることを放棄しかけていて、誰かに「あなたはこうした方がいいですよ」と言われたかったのだと思う。
こういう心理状況のときはたいてい、危険な状態に陥っていて、坂を転がり落ちることが多い。
転げ落ちた後に、また同じ失敗をしてしまった、、、と後悔するのだけれど。
この本の場合は良い意味で裏切られた。
衝動的に買ったこともあり、カフェでランチをとりながらページをめくって、頭を抱えることになった。
なぜなら、占い本ではなく、カラー心理学の本だったのである。
あの時の自分は、誰かに何か道標を与えてほしかっただけなのに。
いきなり、一番はじめのテストが『いちばんイライラすることでわかる、あなたの基本性格と2023年の行方』である。
しかも、イライラすることが18個並べられていて、どれもこれも大なり小なりイライラすることなのだ。
一つなんて選べない。
あれもこれもなにもかもイラッとする。
なんて心が狭い人間なんだ!
とモヤモヤの上にさらに落ち込み気味に。
説明書きを読むと、しいたけさんの優しいフォローの言葉が。
基本の色(※)は誰でも2~3色持っているモノ、こういう時には、この色が出ているかも!と、考えながら楽しんでください
※イライラすることを選んで、それが後で何色かわかるというテスト。
色ごとに基本的性格や2023年の運気が載っている。
この言葉を読んで、
そうか、3色程度は持っていていいんだ、と過大解釈し、なんとか5つまで絞り込めた私。
家に本を持ち帰り、長女と次女に、
「今日こんな本を買っちゃって」
「この中でイライラすることってどれ?」
と話したら、二人とも盛り上がって聞いてくれたのが救いだった。
小2の次女に説明するのが難しい事例もあったけれど、、、
こういうことかな、
と自分なりにかみ砕いて説明すると、理解した様子。
自分の話に関心を持って聞いてくれないとか、
手柄を横取りされたり貢献がなかったことにされたり、
軽んじられたり、
社交辞令で話をあわせられたり、
わかったふりをされたり、
口だけの人と仕事をすることになったり、
その他にもいろいろ書いてあったけれど。
これらのことに少しでもイラッとセンサーが反応しない人なんて、この世にいるのかな?
まあ、いるんだろうな。
達観しているというか、心が落ち着いていて、客観的に俯瞰的に物事が見れる状態だったら、自分もそう思えるのだろうか。
「時間を拘束される」が私のイライラすることの一つなのだけれど、
長女はそこが同じだった。
次女は「声が大きい人に圧をかけられる」が嫌だと言っていた。
私も嫌だけど、、、家庭内では自分がそうなりつつあったので、そこは気を付けようと思った。
人のふり見て我がふり直せ、ではないけれど。
自分がイライラすることを他人に向けてやらないように。
気を付けていこう。
ちなみに、
「運営側が説明をしない」
「プロとして至らない店に入ったり作品を観る」
に関しては、なんか、やっている人側の気持ちになっちゃって。
ここはあんまりイライラしないというか、仕方ないよね、って思える自分がいた。
どこに行ってもお客さん気分の人は、こんなことになったら文句タラタラになりそうだもんね。
こういうところに違いがでるんだなあ。