Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

「塾行きたくない」の発言の真意は…

来週は上の子の小学校卒業式。

中学受験は残念ながら第一志望には実力が届かず、地元の公立中学に進学する。

 

昨年秋冬に書いて、そのまま放置してあった日記が見つかったので、

備忘として、アップしようと思う。

 

上の子は小6前の春休みから、公立中高一貫校を目指して塾に入った。

それまで、中学受験はしたいと言っていたものの、通信教育の教材は与えていたものの、マイペースで、勉強よりもゲームやインターネットの動画を見たりするのが好きな子だった。

 

だから、塾に行き始めて、自分の成績が数字として出るようになって、それまで何となく自分の中で持っていた「まあ、自分は勉強できるほうだろう」というプライドを一度捨てなければいけなかった。

それは、12歳の子どもにとっては、結構キツイことだっただろうと思う。

 

そんなこともあって、

昨年の夏から秋にかけて、

「学校も塾も行きたくない」

と言うようになった。

 

お腹の調子が悪かったり、新型コロナの陽性になったりで実際に不登校気味にもなった。

 

医者に行って体調不良と折り合いをつけられるようになってきたかな~。

ちょっと落ち着いたかな~。

と思っていた初冬、また、

「学校休みたい」

「塾行きたくない」

と言い始めた。

 

その頃からは、塾の日、塾に行く前に、

「今日塾に行きたくない」

という電話が私の携帯に頻繁にかかってくるようになり。

こっちも仕事があるのに、と思いつつ、

電話に出れるときは、

子どもの話を聞いて、

「今日休んだら自力で取り返すの大変だよ」

「頑張っていったら?」

「具合が悪くなったら迎えに行くから、行くだけ行ってきたら?」

と言い続けていた。

子どもが「わかったよ」というまで。

 

親としては、

どうしてこんなこと言うんだろう。

どこに問題があるのかな。

と真面目に受け取って、悩んでいたのだけれど。。。

 

その悩みは、突然終わりを告げる。

受検の直前に、子どもから「私はママに励ましてもらいたかったの」と言われたのだ。

 

そういわれて、妙に腹落ちした。

「塾に行きたくない」といいつつ、行かなかったことは1回か2回しかなかったし、

電話に出れない日は結果的に塾に行っていたから。

 

自分の不安な気持ちを落ち着かせるため、親に甘えたかった。

ひどく乱暴に要約すると、そういうことだったようだ。

 

ふり返れば、上の子は手がかからず、5歳で下の子が生まれたときから立派な私の育児のパートナーだった。

小学校の低学年のときから、一人でできることは頑張ってた。

そのときに私には話を聞いてあげる時間も心の余裕もなくて。

その時間を取り戻していたのかも。

もちろん、中学受験という未知の挑戦への不安があったからだとは思う。

 

そう考えると、結果は望み通りでなくても、色々と親子関係が深まったので、中学受験をしてみてよかったのかなと思う。

 

体は大人サイズでも、心も知能も経験も、まだ発展途上。

これからも数年おきに受験は訪れるし、パターンを変えて同じことは起こる気がする。

正面から受け取るだけではなく、時には横から、下から、斜めから見てみる。

親も、昔経験したこととはいえ、立場が変わり、時代が変わり、自分の経験がそのまま子どもに当てはまるわけではないから、悩むのは当然。

これから(既に?)更年期世代にもなるし…。

自分のコンディション保つのも大変なのに、子どものサポートもできるのか、不安にもなる。

感情的になって否定的な言葉を子どもに投げつけてしまうこともあるだろう。

それでも、子ども達には「あなたを応援しているよ」というメッセージは、日々、伝えていきたい。