Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

旧姓のハンコ ~断捨離(R)日記

先月捨てたものの一つに、旧姓のハンコがある。

結婚して配偶者の姓を名乗ることになった女性、あるいは男性は、旧姓のハンコ、どうしてるのでしょうか。

 

私の場合は、もう結婚して10年経つし、親が昔作ってくれた郵便局の口座も昨年末に解約したので、持っている意味がなくなった。

だから、捨てた。

 

それでも、なんで10年以上持っていたのかと言われれば、、、

明確な理由はないけれど、

なんとなく、

自分の過去を捨てる気がして嫌だったのかなあ・・・と思う。

 

捨てたからといって、別に自分の過去が消えるわけではないし、小さい頃の両親や兄弟との思い出も、独身時代の楽しかった思い出も自分の記憶に残ってる。

だから、問題なかった。

 

あとは、商売をやっていた私の実家のほうが、サラリーマン家庭の夫の実家よりも商売のセンスがあると思っていたというか、

旧姓で仕事をしていたほうがビジネス運がよかったと思っていたところは認める。

でも、それも、旧姓でも、夫の姓でも、結局は関係ないという結論に自分の中では達した。

ちゃんといまをみて、前を見て生きていく上ではどっちでも関係ないし、むしろ過去に、旧姓にとらわれている自分は、上手くいかない言い訳を夫のせいにしていただけだった。

 

正確に言うと、自分が上手くいかなかったのは夫のせいというよりは、日本の会社の制度や体質の問題だったということ。

子供を産んだ母親は仕事より家庭を優先するべきとかそういう男の思い込み。

それを中途半端に受け入れざるを得なかった自分の、というか女の弱さみたいなものかと思っている。

 

とはいえ、旧姓のハンコを捨てたからといって、夫婦は同姓であるべきと思っているわけではない。

むしろ、選択的夫婦別姓は今後、法律で認められるべきだと思っている。

そっちのほうが、平成男子、令和男子にとっても「男は家族を養うべき」という呪縛から解き放たれて、結婚へのハードルが下がり、少子化問題も少しは改善するのではないだろうか。

(この文章には論理の大幅な飛躍があることは認める)

 

あとは、これを書いていて、

もし離婚した時に、私はハンコをどうするつもりなんだろう…

という気持ちも、実は出てきた。

 

ま、実印はファーストネームで作ってあるから問題ないか。

 

あと、我が家の子育てプロジェクトが終わる十年、十五年後には日本社会からハンコも必要なくなっているかもしれないなあ。

 

個人的なことから社会的なことまで。

思考は自由だし、広がるなあ。

 

捨てたからわかること。考えたこと。

過去を捨てて空いたスペースに未来が入って来た感じかな。