先週、日経新聞で最も印象に残った記事は、
2023年1月17日の朝刊『オゾンホール 「66年に消える」』。
(以下、記事の要約)
1970年代にフロンがオゾン層の破壊につながると判明し、オゾン層が極端に薄くなるオゾンホールが南極上空で観測されたのが1984年。
1989年にオゾン層破壊物質を規制するモントリオール議定書が発効され、オゾン層を破壊する科学物質を規制する世界規模での取り組みが行われてきた。
その結果、2066年ごろまでに、破壊が確認される前の1980年の水準に回復するという予測を国連環境計画(UNEP)をはじめとする5団体が共同で発表したというもの。
(要約終わり)
最近の環境問題のトレンドは地球温暖化(二酸化炭素の排出抑制)だけれど、正直言って、こういった取り組みに関する効果については疑問に思っていた。
しかし、今回の記事を読んで、少し考えが変わった。
オゾン層破壊物質の規制が始まったのが1980年代、修復の予想は2066年。
その間、約80年。
破壊したものが修復されるまでには長い時間を要する。
ただ、地球環境を守る活動に取り組めば、環境は良い方向に変わるのかもしれない。
そんなふうに思えた。