先日、日経新聞系列の会社主催の「個人情報保護法改正とクッキーレス時代のマーケティング」についてのオンラインセミナーを受けた。
前半は改正個人情報保護法、
後半が今後のデジタルマーケティングについての話だった。
印象に残ったことを何点か記しておく。
個人情報保護法の改正目的は個人の権利利益の保護。利用停止、消去等の請求権が拡充される。
企業は必要ない個人情報についてデータの棚卸を積極的に行った方がいい。保存しておけばおくだけ、メンテナンスのコストがかかる。
一旦、情報漏洩が起こると、既に使用していないデータであっても、保有していただけで保存していた情報の個人に漏洩の事実を伝え、謝罪しなければならない。
個人情報保護の観点でいうと、クッキーはネット広告に使えなくなる(2020/1/8日経朝刊の一面記事。反響がすごかった)。
ネット広告を使わないと企業は伸びていけない。
しかし、クッキーを使った追跡型のターゲティング広告は、個人ユーザーは「自分が特定されている」と思って気持ち悪い、プライバシー侵害だと思っている人も多い。広告が逆効果になることも。
日本は買わせることに主眼を置いた広告(cost per aquisitionを重視)。
欧米はブランディングを重視した見せる広告。
日本は欧米に比べ、考え方が二年遅れている。
GDPR、CCPAの影響。
ターゲティング広告の同意取得が厳格化される。
Ad-tech企業も5-6社に集約されることが想定される。
広告主として、どの技術を使うか、アンテナを張っておくことが重要。
以上
確かに、2年前の転職活動中は、やたらと求人広告が出てきて、「コワ!」と思ったっけ・・・。。。
昨日、通勤時にスマホで検索し、その先のページに進むと、やたらと「クッキーの同意」を求める画面が出てきた。
いちいち同意するのも嫌だし、「追いかけられる」のが嫌で、結局そのページからは離れた。
電車遅延を調べようと思ったら、公共交通機関のページにも「クッキーの同意」画面が出てきて・・・。もう電車遅延も調べられない(見たくない)かもしれない・・・。
ただ、cookieがあるおかげで、役にたっていることもあると思う。
あくまで、ネット上のターゲティング広告に対しての嫌悪感である。