Tae’s NOTE

母&妻&会社員。40年も生きると人生で演じる役割&抱えること・ものが増え、心のモヤモヤも増える。思考を前向きに整理するための My Noteです。

こどものドーパミン報酬系への刺激は、たまに手抜きしてもよい

 

今日の「3ゴール+1」には「当たり前」と「ありがとう」について書きましたが、

今月の月刊ポピーの保護者向け冊子にはもう一つ気になる記事がありました。

ヒゲおやじ先生の脳コラム たまの手抜きで効果アップ(篠原菊紀さん)です。

(以下、一部抜粋、要約)

 

まず、ドキっとするのが、冒頭の書き出し。

お母さんの笑顔を見ると、お子さんの脳内では、ドーパミン報酬系が活性化します。

ドーパミン報酬系は、(中略)達成感や快感を感じたときに活性化する。そして記憶効率を高めたり、スキルが身に着くのを早めたりする。

昔、上の子にもらった「ママおこらないで」というお手紙の数々を思い出す…。

子育てには逆効果、というか悪影響と頭ではわかっていつつも、親にも余裕がないとなかなか実践できないこともある。

 

ただ、「いつも」よりは、「たまに」がよいらしい。

人とのかかわりも、このドーパミン報酬系を活性化させる。笑顔の他、楽し気に話しているなどの前向きな社会的交流に関連した画像をみせると、活性化する。

(中略)

マサチューセッツ工科大学のLivia Tomovaらが行った実験で、参加者に10時間の社会的交流からの隔離と絶食を体験したもらったあと、社会的交流、食物、花の画像を見せ、そのときの脳活動を調べた。同時に、孤独感、食物への渇望、社会性への渇望について、その度合いを自己申告してもらったという。

その結果、社会的交流の再開後には社会性への渇望が増し、絶食後には食物への渇望が増したという。

(中略)

短期的な社会的隔離は、絶食が食物への渇望を引き起こすのと類似して、社会性への渇望を引き起こすわけだ。

ゆえに、

まじめなお母さんは「ほめて伸ばそう」といわれると、ひたすらほめ、機嫌悪く対応したときは自己嫌悪に陥ったりする

だけど、

Tomovaらの実験は、「いつも」「ひたすら」ほめるというのはあまりうまくいかないことを示している。

報酬はときどき抜けていい。ほめられたいという気持ち(渇望)を生かすには、むしろときどき抜けるべき。

「ほめる」「笑顔」を基本としつつも、ときに「叱り」、ときに「ぶすっ」が、より報酬効果を高める。

こういわれると、親としては、すごく心が軽くなる。

「これが健康にいい」とテレビ番組でやると、スーパーからその食品がなくなったりということが日本ではよく起きるけど、その食品だけでは健康になれないのと同じ。

偏りのない、バランスよい食事が健康を保つのに大切なように、感情も一部の良いと言われる感情に偏るのではなく、バランスよく持ってていい。

たまには、怒っても不機嫌でもいい。

これって、子育てだけではなく、子供がいない大人にも大事な視点だなと思った。

 

デフォルトが不愛想な人が、ときどき笑顔を見せたり、楽しくしているのを見ていると恋に落ちたりするのは、そういうこともあるのかもしれない。

(本筋から逸れました・・・)

 

当たり前とありがとうについて書いたのは↓↓

tae-s-note.hatenablog.com