普遍性とは…
すべてのものごとに通じる性質。
すべてのとのごとに適合する性質。
先日のさくらももこさんの訃報を聞いて、自分の子供時代を思い出しました。
「ちびまる子ちゃん」の連載が始まったとき、確か私は当時小学3年か4年生で、「りぼん」愛読一年目か二年目。
当時は「ときめきトゥナイト」や「星の瞳のシルエット」「ポニーテール白書」などの中学高校生の恋愛モノの世界に憧れてました。
そのなかで、「ちびまる子ちゃん」は箸休めみたいな存在。いろんなメディアも書いているように、「お父さんは心配症」と並んで、「りぼん」の中では異色のジャンルでしたね。
でも、自分が中学になって、アニメ放送が始まると、二学年下の弟や7歳下の妹も夢中になり、我が家では毎週(日)夕方の定番視聴番組になっていきます。
私が大学生になって実家を出て、りぼんの読者を卒業したあとも、休みに帰省すれば、「ちびまる子ちゃん」の漫画が家にありました。
映画になった杉山くんと大野くんの話とか。
しかも買ってたのは弟。
妹はそれに便乗し、私も手にとって読んだこと、よく覚えてます。
そして、子供をもつ母親になったいま。
小学生の子供は日曜夕方のアニメが大好き。
大人が勧めるまでもなく、自分からチャンネルを合わせて見ています。
なぜ???
まるちゃんって、
よく怠けるし、人をたよったり、楽しようとずるいこともやる。
その一方で 、正義感や倫理観はしっかりあって、ときどき鋭いことを言ってみたりする。
たまちゃんのような温かく見守ってくれる親友もいるし、無条件で愛してくれる友蔵おじいちゃんもいて、憎めない。
まるちゃんの中に見る普遍性。
それが、いろんな世代に受け入れられる要因かな、と私なりに分析してみました。
さくら先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
まるちゃんをこの世に生み出してくれてありがとうございました。